私達の意思に関係なく、周りはどんどんグローバル化していく!?

一見、日本国内に留まって仕事をする、生きていくつもりの方からすると、海外進出ってあまり関係ないように思われるかもしれません。ですが、AIをはじめとするDX化が進んで行けば行く程、世界はどんどん狭くなっていき、一つの傾向性として「グローバル化」の視点も必要にもなると言われています。

また、日本に住む私達から視点と、実際に海外に住む人の視点は大きく異なっているようです。その違いへの理解は必要不可欠です。実際、現在日本はAIを始めとするITでは世界から遅れをとっており、海外企業から市場として狙われています。このような意味でも「グローバル化」されていく可能性が十分にあります。

IT大国インドで起業

そこで、実際に海外で起業されている方、今回は南インドのチェンナイでご活躍されている田中啓介さんにインタビューをすることができましたので何回かに分けてご紹介させて頂きます。  ※下記は【田中啓介さんのプロフィール】です。

京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科卒業。米国公認会計士。2012年に南インドに移住し、2014年にインド進出支援コンサル会社を会計士仲間と共同設立。インドの会計税務や法務、労務など各種コンプライアンスを含む幅広い経営管理業務に加え、インド人従業員が辞めない組織づくりを実践。その後、プログラミングを学びながらインド人エンジニアと協業し、社内ウェブアプリを自社開発。リモートワークをベースとしたインド人材やインド企業との連携・協業が、日本企業のグローバル展開とDXを中長期的に支えていくと確信し、2020年にINDIGITALを創業。引用元:founder message

行かないと解らないインドの良さ

田中さんから、インドの方のことを聞くと、(きっと田中さんのインド愛がそうさせるのでしょうが)聞けば聞くほど国民性として真っ直ぐで、何かどこか子供っぽさを感じています。

この辺りのことを別ブログでまとめていますのでご興味がありましたら是非ご覧下さい。

インドの人って、こんな人達!?

このブログを見たインド好きな方が喜んでコメントをして頂きました。それを拝見しても行かないと解らないインドの魅力がきっとあるのだと思います。

インド進出を支援

米田「今、実際に支援されている会社さんは何社ぐらいあるんですか。」

田中「50から60ぐらいの間ですね。」

米「(インドに進出したり、起業するのって)面白そうですよね。興味深々です。」

田「お客さんの規模も本当にピンキリなので、起業していてスピード感のある会社もあれば、上場企業で内部統制を含む管理体制をしっかり構築してからやろうとする会社、経営スタイルもピンキリなんですよね。ただ、日本とインドとの違いを知ってマネジメントをする際に知っておくべき共通点もあって、HPでお役立ち情報を最近リリースしました。理解をして貰った方が良いことを全て頑張って投稿したつもりなのでぜひ見ていただきたいです。」

米「(HPのカテゴリーにある)この“お役立ち情報FAQ”ですね。」

田「トピックを厳選して全部で59個記事を書いたんですよ。」

米「例えば、僕がインドで起業したいと言ったら、どのような流れで進むんですか」

田「どういう事業展開を想定しているかによって大きく変わると思います。工場を建設して何かを製造するだと、どこのエリアに進出するかは重要なので、例えばチェンナイですと、自動車中心に製造業が盛んなエリアですし、エリアによって産業の集積が大分違うので、どういう事業内容で今後どのような展開を考えられているかを前提にどこに進出した方が良さそうですね、と一緒にご相談させて頂いています。進出先が決まれば、後は日本人の方がインドに常駐される予定なのか、もし常駐されるのであれば生活環境的にどこが良いのかとビジネス上と生活上の観点からもう一度どこに進出して、どこに住むのが良いのか一緒にご相談させて頂いています。」

米「土地勘は、やっぱり現地の方でないと感覚的に解らない点がありますよね。」

田「そうですね。家賃がどのくらいかかって、生活費がどのくらいかかって、何が買えて、何が買えないのか、どこに住んだらどんな生活ができるのか、企業さんによって駐在員さんにかけられる資金が大分違うんですよね。大手の企業で駐在員さんを置くとすると、1500万ぐらいかかるんですけど、そのコストのうち家賃とドライバー付きの車、そして税金が大きな割合を占めます。」

米「えっ?そういうことなんだ。」

田「これは結構セットになっている。ご家族も一緒となると、御主人さんの出勤用の車とご家族の移動用の車の二台が必要となるケースがあります。そこにドライバーが二人雇われることになります。会社の予算としては相当高いんです。なので、年間1000〜1500万円は平気でかかってしまいます。」

米「恐ろしいこと聞きました(笑)」

田「年収としては500万円から1000万円の間が多いと思うんですけど、その倍以上はかかるってイメージです。」

米「運転手さんは付くもんなんですね。そうですよね!この前聞いたインドの交通事情だと、自分で運転しては駄目ですよね。」

田「自分では駄目です(笑)今はタクシーのウーバーとかのアプリはかなり普及しているので、この2、3年においては車がなくても移動しやすくなりましたが、それまではタクシーを呼ぶだけでも大変な労力を要していました。」

米「私は、自分で運転するのに慣れているので、他人に運転されると何か落ち着かないって感じちゃいます(笑)」

田「慣れますよ(笑)」

インド進出総合支援サービス

インド進出への支援サービスについては、御興味がある方はこちらをご覧ください。

今回記事に関するお問合せ

お問合せに関しては、こちらのフォームをご利用ください。

会社案内

《会社名》:Global Japan AAP Consulting Private Limited

《電話番号》:+91-(0)44-2435-0677

《ホームページ》:https://g-japan.in/

《所在地1》:チェンナイ事務所(本社)

No.77, Chamiers Road, R.A.Puram, Chennai, Tamil Nadu, 600028

《所在地2》:バンガロール事務所

02A128 WeWork, 43 Residency Road, Bengaluru, Karnataka, 560025

《所在地3》:ハイデラバード事務所(サテライトオフィス)

403, Tower 20, Prajay Megapolis, KPHB Phase 9, Kukatpally, Hyderabad, Telangana, 500085

《田中啓介さんに関する記事》

「誰もしていないような生き方を!」インドで会計事務所を立ち上げた田中啓介さんの軌跡

スリランカ唯一の日系会計事務所を経営する田中啓介さんにインタビュー!

                       (文作成:米田正則/札幌労務代行センター)